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カビと腐れ(腐朽)はどう違うの?怖いのは〇〇!

2019.03.02

床下の腐朽
カビと腐朽(腐れ)は湿気によって生まれることから同様に扱われがちですが、全くの別物です。確かにカビも腐朽菌も同じ菌類の仲間ですが、カビは木材の主要成分を分解することはありません。しかし、腐朽菌は木材の90~95%を占める主要成分(セルロースやヘミセルロースなど)を分解して腐らせます。そのため、住まいにとっては“カビ”よりも“腐朽対策”の方が大切になります。

木村画像  SHUT!スタッフ 木村(蟻害腐朽検査士)

腐朽菌は木材を劣化させる

腐朽菌は、木材を分解する酵素(ラッカーゼ、セルラーゼ、ペルオキシダーゼ)を分泌し、その作用で木材の組織構造を分解します。木材細胞壁の骨格を構成するセルロースやヘミセルロース、リグニンが主に分解されるため、耐久度を著しく低下させます。これを、一般的に腐朽(ふきゅう)と呼びます。腐朽はシロアリによる食害(蟻害)と並んで、木造住宅を劣化させる大きな要因です。

カビは木材の耐久度を低下させない?

一方、カビは表面汚染菌と呼ばれるもので、木材の表面で繁殖します。木材に含まれる糖類やアミノ酸、タンパク質といった微量成分のほか、木材に付着した汚れなどを栄養源としています。

カビは木材腐朽菌のように木材の強度を低下させることはありません。というのも、主要成分(細胞壁成分)であるセルロースなどは分解できず、全体の1~5%程度の抽出成分しか栄養にできないためです。そのため極端な話ですが、カビだらけの壁を数年間放っておいても、構造部材の耐久性に大きな影響を与えることはないのです。

また、木材だけでなく、特に湿気の多い梅雨や台風の時期には食べ物や衣類、お風呂場の壁などに発生します。ご存知のとおり、カビは不衛生で臭いもあり、食中毒やアレルギーの原因となることもあります。

カビは腐朽菌の指標となる

カビ自体が家に悪影響を与えることがなくても、カビは腐朽菌と同じように湿気(水分)を好みますので「カビが生える環境=腐りやすい環境」と捉えることができます。実際に「木材の表面にカビが発生している家の床下では、同じように木材腐朽菌により腐れが発生していた」というケースが多々あります。つまり、カビの発生は腐朽の指標となるのです。

さらに、カビ自体にも湿気が含まれているので、押入れなどにカビが生えたら腐朽の可能性があると考えてもよいかもしれません。また、カビを拭き取って清潔にしても根本的な解決にはなりませんので、その原因となっている湿気を排除しなければなりません。

そのためには、床下の湿気対策(換気扇の設置や防湿シートの敷設など)で、湿度の低い環境をつくることが必要です。また、床下に湿気がこもっていると、カビや腐朽菌だけでなくシロアリの被害に遭う可能性も高くなります。やはり、カビや腐朽を未然に防ぐためには、定期的な点検と適切なメンテナンスが肝要といえそうですね。

まずは予防を第一に、プラス駆除をおこなう「防除」がSHUT!の基本方針です。

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