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ヒバ材なら本当に安心?木材の種類と木造住宅のシロアリ対策

木造のイメージ
シロアリ防除の工事をしていると、木造住宅にお住まいの方から、「うちはヒバ材を使っていてシロアリには食べられないから大丈夫」というご意見をいただくことがあります。

木材の種類とシロアリの関係の話題になると、必ずと言っていいほど「ヒバ・カヤはシロアリに強く、マツはシロアリに弱い」という一説があげられます。では、実際の木造住宅において、「シロアリに強い木材」を使えばシロアリ対策になるのでしょうか。

木村画像  記事:Webスタッフ 木村

主な木材のシロアリに対する強さ

木材の耐蟻性(シロアリに対する強さ)を次の表に示しました。

強さ

木材の種類

ヒバ、カヤ、イヌマキ、スダジイ、ローズウッド、シタン、チーク 等

ヒノキ、スギ、ツガ、カラマツ、クスノキ、ケヤキ、ブナ、トチノキ、アカガシ 等

モミ、シラビソ、エゾマツ、トドマツ、アカマツ、クロマツ、クリ、ミズキ、ベイスギ、ラジアータパイン、オーク、ベイツガ、ベイマツ、オウシュウトウヒ(ホワイトウッド)、オウシュウアカマツ(レッドウッド)、SPF 等

 

上記の表から分かるように、アカマツやクロマツといった比較的柔らかい木材に比べ、ヒバやチークなどの堅い木はシロアリの食害を受けにくいとされています。シロアリの前にエゾマツとヒバを置いたら、ほとんどのシロアリはエゾマツを食べるでしょう。

 

ヒバ材なら本当に安心か?

しかし、エゾマツしか食べないかというと、そうではありません。エゾマツのほうが柔らかく加害しやすいから優先して加害しているだけであり、そこにヒバしかない場合は、ヒバを食べます。

シロアリは自分の行く方向を選びながら動くのではなく、ランダムに動き回ってぶつかったものを噛じる習性があります。たまたま侵入した家屋がヒバで造られていた場合、そこにはヒバしかありませんから、結果的にヒバを噛ることになります。

確かに、ヒバの心材にはヒノキチオールという抗シロアリ性成分が含まれているため、シロアリに対して耐性が高いと言われています。仮にヒバを噛じった一匹のシロアリが死んでしまうことがあっても、一つのコロニーは数万から百万頭のシロアリで構成されており、次から次へと新しいシロアリが生まれてきます。被害が進むスピードに差こそあれ、シロアリが食べられない木材はありません。

 

結論:木造の家は基本的に食われる可能性がある

使用する木材の樹種だけでシロアリ対策をおこなうのは十分ではありません。

木造住宅である以上、どのような家であっても、何も手を打たなければシロアリの被害を受ける可能性があります。鉄骨造の家ですら、玄関框などの内装に使われている木材に被害が及ぶことがあるのです。人間にとって大切な住まいは、シロアリにとって食糧倉庫です。どんな種類の木材を使った家であってもシロアリ被害の可能性はゼロではありません。

シロアリ対策としては、むしろシロアリの兆候を早期に発見するために、定期的な点検を行なうこと、点検を行ないやすい建物の構造(例えば床下の高さや点検口の有無など)にすることが、木造住宅を建てる際に考慮すべきことだと思います。

また、ベイツガ(マツ科ツガ属の常緑針葉樹)などに薬剤を注入した「加圧注入材(防腐木材)」が土台に使われている家もありますが、防腐木材を乗り越えてほかの木材やコンクリートを食べてしまうことがあります。白蟻対策は木材だけでなく土台や床下の土壌面、コンクリートにも必要となってきます。

「シロアリなんて見たことないけど本当にいるの?」「木造住宅が被害に遭いやすいと聞きましたけど、ごく一部しか被害に遭わないんでしょ?」と、よく質問されます。

シロアリは外気を嫌うため、外に出てくることはありません。そのため、生活者の方が目撃する機会がほとんどないことから『どこの家にでも発生しうる虫』ということを説明しても、なかなか解ってもらえません。しかし、すべての住まいに蟻害と腐朽が起こる可能性が眠っていることは事実であり、お住まいを長く健康に保つためには木造住宅を実現するには定期的な点検と予防工事が大切です。

 

まずは予防を第一に、プラス駆除をおこなう「防除」がSHUT!の基本方針です。


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