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シロアリの薬剤の種類について


シロアリの薬剤には土壌処理剤と木部処理剤がありますが、それらに使用できる防蟻成分として公益社団法人しろあり対策協会で認定されている防蟻成分は20種類、防腐成分も9種類存在します。

現在市場に出回っている薬剤は過去に使用されていた薬剤に比べて比較的安全と言われていますが、詳しい原理については未知数な点が多いのではないかと思います。現在使用されている主要なシロアリの薬剤を化学構造の視点から分類すると

  • カーバメート系
  • ピレスロイド系
  • ネオニコチノイド系
  • フェニルピラゾール系
  • フェニルピロール系

となります。今回はこれらの防蟻薬剤が、シロアリに対してどのような効果を発揮しているのか、詳しく解説していきます。

上野山 典之  SHUT!スタッフ 上野山(しろあり防除施工士)

主要なシロアリの薬剤5種類の特徴

カーバメート系

カーバメートという構造を持つ薬剤の事をいいます。カラバル豆という有毒な豆に含まれる成分をモデルにして作られました。

通常昆虫類は体内で興奮性の神経伝達物質であるアセチルコリンを分泌する際、同時にそれを分解して制御するアセチルコリンエステラーゼという成分も分泌しています。カーバメートは制御物質であるアセチルコリンエステラーゼの活動を阻害する働きを持ち、昆虫類は異常興奮の状態となり痙攣や麻痺を起こし死亡します。

ピレスロイド系

ピレスロイドはキク科の植物であるジョチュウギクの花に含まれるピレトリン、もしくはピレトリンの構造をモデルに科学的に作られた成分を用いる薬剤の総称です。前者を天然ピレスロイド、後者を合成ピレスロイドと呼びます。

即効性に優れており、哺乳類や鳥類に対する毒性が低いことから19世紀頃から使用されてきました。ピレスロイド類は昆虫類の神経細胞の中の「受容体」に作用し、神経細胞や神経線維を麻痺させる働きを持ちます。

ネオニコチノイド系

タバコの葉などに含まれるニコチンに似た構造をもつ成分であるイミダクロプリドやジノテフランなどを使用した薬剤の総称です。ニコチンは元々殺虫剤として使用されていましたが、人体や哺乳類に対する影響が大きいことから、その毒性が低くなるように開発されたのがネオニコチノイドです。

昆虫類の神経伝達物質のニコチン性の受容体と結合し、神経伝達を阻害することで麻痺状態にします。人体、哺乳類、魚類などの脊椎動物に対して急性毒性が低いことや、分解されにくく残効性が高いことから農薬としても広く利用されて来ました。

フェニルピラゾール系

昆虫類の抑制性の神経伝達物質であるGABAの受容体に結合し、GABAの伝達を阻害することにより昆虫類の神経の抑制を阻害させ、効果を発揮します。

フェニルピロール系

菌類の殺菌剤として使用されています。菌類が一定の条件下のときにだけ分泌されるシグナル伝達物質を伝えるための伝達経路を異常に活性化させることにより、酸素を取り込む働きを阻害することで、呼吸を行えなくします。

SHUT!で使用している薬剤について

木部処理2

ここからは、シロアリ薬剤に求められる条件は何であるかを考えてみましょう。シロアリの薬剤はその有用性を様々な角度から判断する必要があります。

例えば、いくら成分そのものが強くても薬剤自体が木部や土壌に対して浸透できなかったり、一時的な効力が強くても気候の変化に弱く薬剤が分解されるまでの時間が短いとシロアリの予防という目的は果たせないでしょう。

その一方で、残効性が高いという理由から日本で過去に採用されてきた薬剤の中には人体への影響から使用禁止となったものもあります。シロアリの薬剤に何を採用するかは効力と安全性のバランスを考慮して選択する必要があります。

これらの事を鑑みて、バリアSHUT!ではネオニコチノイド系のクロチアニジンという成分を含んだ薬剤を採用しています。

さいごに

土壌処理

現在使用されているシロアリの薬剤は主に神経伝達物質やその受容体に対して影響を与えるものがよく使われています。それだけを聞くと「薬剤は何かあれば怖いから床下に散布するのは不安だ」と思われるかも知れません。

しかし毒と薬は表裏一体と言われるように、適度な用量と用法を守れば安全に建物をシロアリから守ることができます。その他にも不安なことはたくさんあると思いますので気になる方はSHUT!にご相談ください。

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