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シロアリ予防に!ゼロから出来るシロアリの住みにくい環境づくり


今回は自分でもできるシロアリ予防「シロアリが住みにくい環境づくり」について考えてみます。家周りを中心に、やってしまいがちな間違いなどを解説していきます。また、最後には建物自体をシロアリから守るアドバイスも専門家の視点で書いていきます。皆さんもこれを見ながらシロアリが住みにくい環境を作って”シロアリ予防”を実践してみましょう!

木村画像  記事:Webマーケティングスタッフ 木村

敷地の木材をひっくり返したらシロアリが!

ひっくり返した木材にシロアリ

お庭の木材をひっくり返したらシロアリが!こんな経験ないですか?シロアリって普段は見かけることが無い生き物。居ないと思っていたのに見てしまうとショックですよね。そもそもシロアリの話をすると、シロアリって日本中(※北海道一部を除く)どこにでも生息している昆虫です。南は沖縄から、北は北海道まで。ですからシロアリが居るのは至って普通のことなのです。

シロアリの分布
シロアリはほぼ日本全国に生息している!

 

でも、普段見かけないのは、人間と”全く違うところ”で生活しているからなんです。

全く違うところとは?

全く違うところとは、”土の中”のこと。土のなかを移動して生息しているので、普段見かけないのは当たり前のことなんです。極端な話をすると、シロアリの生活空間の真上に人間は建物を建てて生活をしている。ということになります。

シロアリの生息イメージ
人間はシロアリの巣の上に建物を建てている!

 

▼シロアリの詳しい生態についてはこちら
www.shut-teoria.com/column/20170510-about-shiroari/

ですので、お庭でシロアリを見かけてびっくり!すると思いますが全然普通のことなんです。とは言え、シロアリがお庭に沢山いるのはあまり望ましいことではありません。

なぜか。

「お家にシロアリが侵入してしまうリスクが高まる」 これが一番怖いです。

シロアリの侵入経路
先ほどご説明したようにお庭や敷地にシロアリが居るのは普通のことです。ですが、そのシロアリをなるべく寄せ付けないシロアリ予防の対策があるならしておきたくないですか?

 

シロアリ予防をゼロから始めよう!

シロアリ予防を考える上で、まずはシロアリが好む環境について知る必要があります。

シロアリは死んだ木材を食べる。

シロアリは「死んだ木」しか食べません。だから「死んだ木」をお庭に放置するのはシロアリにエサを与えているようなことです。

よくあるお庭の木材

1.切り株

切り株

2.木の杭

木の杭

3.枕木

枕木

4.ウッドデッキ・濡れ縁

ウッドデッキ

5.いつか使おうと置いてある木材

お庭に放置した木材

6.何かを入れているダンボール

放置しているダンボール

お庭には木材がたくさん使われています。「捨てるのが面倒だし、後々使えそうだから…」と放置している木材もよく見かけます。また、盲点なのがダンボールです。ダンボールの原材料は樹木。ということはシロアリのエサになってしまいます。

 

では、それぞれのお庭の木材について、対策を考えてみましょう。

切り株

切り株

お庭の木を伐採したあとに残ってしまった切り株。これは非常に危険です。特に根は地中深くに入り込んでいるため、根からシロアリが食害を進めていきます。切り株下にシロアリが巣を作りやすいのはこのためです。もしも、このような切り株があるなら、可能であれば掘り起こして処分しましょう。

木の杭

木の杭

よく、生け垣を固定するための木杭を目にします。この木杭が経年で劣化しシロアリの食害を受けることがあります。生け垣を設置後10年もそのままにしておけば防腐防蟻処理をしている木杭でもシロアリのエサになってしまいます。生け垣は5年も10年も経過していれば根が張り、木杭が必要なくなります。もし、5年以上経っていて木杭に腐れやシロアリ被害があるのなら抜いて処分して構いません。

枕木

枕木

市販で売られている枕木など、ガーデニングで使用される木材は防腐・防蟻処理がされている加圧注入材である場合があります。しかし、製品によってその耐久性や防腐・防蟻効果は異なります。しっかりと加圧注入処理された加圧注入材であれば10年以上の耐朽性があります。しかし、市販品の場合正しく使用しないと5年と保たないこともあります。また、枕木などに全く防腐処理されていない木材を使っていたら大変です!枕木がシロアリの巣になっているお家を何軒も見てきています。

ウッドデッキ、濡れ縁

ウッドデッキ

枕木と同様で、加圧注入材でない木材の場合は十分注意が必要です。無処理のウッドデッキは定期的なメンテナンスが大切。そしてウッドデッキ下は湿気が溜まりやすくシロアリの生息環境として適しています。また、ウッドデッキの下に使っていない植木鉢などの物置スペースに使っているのも危険です。通風の妨げになり、よりシロアリの生息環境が整ってしまいます。

いつか使おうと置いてある木材

お庭に放置した木材

お庭というより、建物周りに放置されている木材をたびたび見かけます。家周りのひと目につきにくい場所にありがちな放置木材。これらも、そのままに放置しておくとシロアリに食害されてしまいます。よくないのは、地面に接して置くこと。保管する際は地面から離して、湿気や通風に気をつけて保管しましょう。

何かを入れているダンボール

放置しているダンボール

建物に沿って置かれたダンボール、外物置の中にもたびたび見かけます。ダンボールはシロアリの大好物。ですので、ダンボールでの保管は極力さけましょう。

まずは上記のような対策をして、シロアリのエサとなる木材を減らしていくことが大切です。

 

加圧注入材のここに注意!

加圧注入材
加圧注入材は、ガーデニング資材(枕木やウッドデッキなど)に使用されることがあります。その加圧注入材には薬剤が浸透しています。でも、木材の中心まで薬剤が浸透している訳ではありません。あくまで、表面から数cmの位置まで浸透しているのです。加圧注入材をカットすると、下図のように薬剤が浸透していない木口面が露出してしまいます。

加圧注入材の断面
加圧注入材は中まで浸透しない

 

この無処理の面をそのまま使用したらどうなるでしょう?無処理のところからシロアリが侵入したり、腐朽菌による腐れを受けてしまいます。加圧注入材を切断したり、加工したときは、切断した面を必ず木材用防腐防蟻剤で塗布しなければなりません。

 

建物周囲の環境に気をつけよう

シロアリは、普段土の中に生息しているので暗闇の環境を好みます。また、空気の流れを嫌う習性があります。建物の周囲はシロアリが生息しやすい環境が整っているかもしれません。

基礎の通気口を塞いでいませんか?

通気口がふさがっている
植物やプランターが通気口を塞いでしまっている!

 

基礎の周囲には通気口(通風口、通気孔)があります。これは、床下に空気の流れをつくり床下の湿気を滞留させなくするためです。そこに植栽やプランターが置かれたお家をたびたび見かけます。通気口を塞いでしまうと、床下の湿った空気が外に排出されずに、シロアリが床下から侵入されやすい環境が整ってしまいます。
植栽などはできれば建物の基礎から離しておきましょう。あとはプランターなどで通気口を塞がないことも忘れずに!

 

物置なども要注意!

基礎に物置が隣接
物置が建物に沿って置かれていると…

 

写真のように物置などを設置していませんか?基礎と物置の間が狭くなりすぎて暗く湿気た空間が出来上がってしまいます。ご説明したとおりシロアリは暗くて湿った場所を好む生き物です。人工的な暗く湿った環境であっても、シロアリからしたら居心地のいい空間であることに変わりありません。

基礎にシロアリの通り道
荷物を置いていた基礎際。荷物をどかすと…

 

上の写真は建物の基礎に接するように物を置いていた時の事例です。荷物をどかすとシロアリが基礎に蟻道(ぎどう:シロアリの通り道)を作り建物に侵入した形跡がありました。

通常は床下のような暗い空間からシロアリは侵入しますが、暗く湿った環境が整えば外から侵入されることもありえるのです。物置や荷物をおうちの周りに置いてるのであれば、密接して置かずに、少なくとも10~15cmは空間を開けておきましょう。

 

できれば、”風が流れる”または”日差しがあたる”工夫をしてみよう!

シロアリは空気の流れと明かりを嫌う生き物。ということは、その2つのどちらかを活用しない手はないです。もし、日当たりの良いお家なら、基礎にしっかり日が当たるようにしてあげましょう。ただし、陽が射していても荷物などで影を作っているのは良くありません。日当たりが良くても影になる場所は暖かく湿った環境となるため、シロアリが活発になりやすいポイントになってしまいます。

日の当たらない北面は、湿気がこもらないように空気が流れる対策をしてあげます。荷物を置いている場合は、基礎から離して基礎に風が当たるようにします。要らないものは極力処分して、家周りをスッキリさせるのはとても有効です。

草が生えて基礎が隠れてしまう場合は、防草シートなどであらかじめ雑草が侵入しないように対策をします。

外周の雑草対策

家の周囲が狭くて隣がすぐそばにある…という場合でも、荷物などを処分して通風の妨げをなくしてあげることが大切です。

 

まとめると…

上記をまとめると、

・シロアリのエサとなる”木材”を処分する
・建物の基礎ぎわに、風と日光を取り入れる
・家周りに荷物は極力置かない

 

ということになります。これをするだけでシロアリが定着しにくい環境が整います。

 

とはいえ、”絶対”はない。

ここまで、シロアリが住みにくい環境づくりについてまとめてみましたが、これによってお庭や敷地からシロアリを完全に駆除する訳ではありません。最初にご説明したとおりシロアリはどこにでもいる昆虫。ひとつの巣を駆除したとしても、またそこに新しく巣が移動してくるかもしれませんし、敷地に複数の巣があることだって考えられます。

敷地からシロアリを”完全”にかつ”永久”にいなくならせるのはあまり合理的な考えとは言えません。お家にシロアリが入らないようにするには、上記の家周りの対策だけではなく、お家自体のシロアリ予防が大切になってきます。

シロアリ予防した家と無防備な家

一般的な木造戸建て住宅であれば、新築時に防蟻対策(シロアリ予防)がされています。ですので新築からある程度の期間は何もしなくてもお家は守られます。

しかし、築5年(メーカーによっては築10年)を経過すると、新築時の防蟻保証が切れることになります。これは、新築時に施工した薬剤の効力が切れたことを意味します。ということは、シロアリの予防を保証が切れた段階で改めて実施することがとても大切なのです。

シロアリの保証やシロアリ予防については下記にまとめていますので、”本当にシロアリ予防が必要なの?”と疑問に思われた方は御覧ください。

▼「シロアリ予防は5年ごと。」なぜ5年ごとの薬剤処理が必要なの?
www.shut-teoria.com/column/termite-control-5years/

 

シロアリ予防は2通りある

家のシロアリ予防を考えると、どのように施工するかを考える必要があります。もっとも一般的なシロアリ予防の方法は、「バリア工法(液剤施工)」です。そしてもう一つ「ベイト工法」という施工方法があります。

バリア工法(液剤施工)

木部処理
文字通り、シロアリがお家に侵入できないようにバリアをしてしまう施工方法です。液状のシロアリ薬剤を動力噴霧機で散布処理します。シロアリは暗くて空気の流れがない場所を好んで建物に侵入します。一般的な住宅では、”床下”がそれにあたるため、床下を中心にした施工をおこないます。また、床下空間以外にも玄関や浴室などの床下空間が無い場所にも薬剤を注入する場合があり、その建物に応じた対応が求められる専門性の高いシロアリ予防方法です。他の施工方法に比べ安価な点がメリットです。

ベイト工法

ベイト剤の投入
ベイト工法は、ベイト剤(シロアリにとっての毒エサ)を用いてシロアリを駆除する方法です。ベイト剤は昆虫の脱皮を阻害してシロアリを殺虫します。脱皮をしない哺乳類などに対しては非常に安全性の高いシロアリ予防工法です。ベイト剤はシロアリが好む成分に脱皮阻害剤が含まれており、それをシロアリが食べることにより効果を発揮します。効果は比較的ゆっくりのため、ベイト剤を食べていない個体にも伝播していきます。ベイト剤の設置は、建物の外周に数メートル間隔で地中に設置していきます。

 

シロアリの予防や対策方法は他にも沢山あります。色々な施工方法を下記記事にまとめました!

▼こんなにある!シロアリ対策の工事方法
www.shut-teoria.com/column/20170314-termite-control-method/

 

まとめ

ベイト工法、バリア工法、2つの施工方法が基本ですが、それぞれのお家の特性に合った施工方法を選ぶことが何より大切!たとえば、家の敷地が狭いお家ではベイト工法は向いていないですし、床高が低いお家はバリア工法ができません。シロアリ予防(シロアリ対策)をする前に必ず事前の床下調査をおこなうのは、それぞれのお家の特性に合った施工方法を把握するためでもあります。

この記事を読んでみて、”家周りの木がボロボロになっている”であったり、”床下は新築のまま放ったらかしのままだ”という点が該当したのであれば、それは”シロアリ予防”のちょうどいいタイミングかも知れません。家周りをシロアリが住み着きにくい対策を実践するのと同時に、無防備な床下空間のシロアリ予防を考えてみては如何でしょうか。

 

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