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シロアリが多い地域ってあるの?シロアリの生息域を解説!

2019.03.02

「シロアリって普段見ないけど、どこに生息しているの?」「シロアリが多い地域ってあるの?」そういったご質問をたくさんいただきます。

そこで今回はシロアリ防除の専門業者として44年間シロアリを駆除し続けてきた当社の今までの経験から、本当のところの生息域やシロアリが多い地域についてご説明します。当社の営業エリアである関東周辺についてより詳しくまとめました。ひとつの参考にしてみてください。

木村画像  SHUT!スタッフ 木村(蟻害腐朽検査士)

シロアリの生息域はここだ!

シロアリの分布
日本では22種のシロアリの生息が確認されています。しかし住宅を加害するシロアリは主にヤマトシロアリイエシロアリです。最近では外来種のアメリカカンザイシロアリの被害が増えてきています。

ヤマトシロアリ

先ほどの画像で示したとおりヤマトシロアリは北海道の一部を除く日本全域に生息します。シロアリの中では寒さに強い種類といえます。日本では最も一般的なシロアリで、被害を受けた建物の多くがこのヤマトシロアリによるものです。

イエシロアリ

イエシロアリは千葉県以西の海岸線に沿った温暖な地域に分布します。近年では、東京都や千葉県の温暖な沿岸部、茨城県で散発的に発生が確認されています。イエシロアリは非常に大きな集団(巣)をつくり、100万匹を超える集団で生活するシロアリです。そのためイエシロアリの被害は甚大なものになることが多く、九州などでは「堂倒し」と呼ばれるほど恐れられたシロアリです。

アメリカカンザイシロアリ

アメリカカンザイシロアリは東京都江戸川区で定着が確認されてから、徐々に生息報告が拡がってる外来種シロアリです。カンザイは「乾燥木材」のことで、乾燥した木材に道(穴)をつくり集団で生活しています。建物の木材以外にも家具類を食害します。そのため輸入家具などから日本に侵入し定着したと考えられています。被害材の排出孔から乾いた砂粒状の糞を排出するのが特徴です。

上記3種シロアリの写真はこちらの記事を参考にしてください!
https://www.shut-teoria.com/column/shiroari-gazou/

 

その他のシロアリ

上記3種がシロアリ被害を引き起こすシロアリの大部分を占めます。しかしこれら以外にも建物に被害をもたらすシロアリがいます。

ダイコクシロアリ

ダイコクシロアリは奄美諸島より南に生息します。主に南西諸島で問題になるシロアリです。アメリカカンザイシロアリと同様に乾材シロアリの一種です。

ニシインドカンザイシロアリ

当社では東京都内でニシインドカンザイシロアリの駆除実績がありますが、定着されているかは定かではありません。形態はダイコクシロアリに似ており、こちらも乾材シロアリの一種です。アメリカカンザイシロアリと同様、輸入家具から国内に侵入したと考えられます。

 

シロアリはどこにいる?

シロアリ生息地域はほぼ日本全国なのはお分かりいただけたと思います。そこで次に、どの様な場所を好んでシロアリが生息しているのかを見ていきましょう。下図がSHUT!でシロアリの被害・生息を確認し、実際に駆除した直近の1500件の地域を地図上に表示したものです。

関東シロアリ被害生息マップ

当社の営業エリアは主に首都圏のため情報がその地域に限られますが、これでも分かることが結構あります。まず、東京の都心でもシロアリは普通に生息しているということです。シロアリというと、自然が豊かな場所に巣を作っているイメージがありますが、実際には本当にどこにでも生息しています。

土と木材と水分があれば、基本的にシロアリが生息しているとお考えいただいた方が間違い無いでしょう。この地図では、被害や生息が見られた建物を生息範囲として示していますので、山林の多い地域や田畑の多い地域(建物が少ない地域)は空白域になっています。ただし、これらの地域は自然が豊かですので、むしろ空白域の地域にはより多くのシロアリが生息していると考えらます。

「とはいえ、自宅の周辺ではシロアリをみたことが無いけど…。」

おそらく、ほとんどの方がシロアリを見たことが無いのではないでしょうか。普段の生活でシロアリを見かけなければ、シロアリなんて家には居ない!と思ってしまいがちです。それもそのはずで、シロアリは人目につく場所に普段は現れません。地中で生活していますので、庭いじりなどをしない限り見かけることは無いのです。
例えば、庭先の木杭、木柵、廃材などを持ち上げてみてください。節だけ残してスカスカになっていればそれはシロアリの食害です。また、その隙間に土が詰まっているなどの特徴があります。普通誰もが見かけている症状なのですが、シロアリの知識がなければ腐れだと思われがちです。
シロアリがその木材を食害中であれば一度地面に叩きつけてみてください。生息中であればシロアリがボロボロと落ちてきます。ですので、家まわりでの木材や廃材、ダンボールなどの放置は地中のシロアリを建物に招きよせることになり大変危険です。

 

シロアリが多い地域はどこ?

どこにでもいるシロアリですが、特に多い地域は有るのでしょうか?正直なところシロアリの生息密度まで詳しいところを把握するのは困難です。ですが、シロアリが多い場所は少なからずあるはずです。
例えば、

  • 山林を開発した住宅地
  • ジメジメした土地
  • 周辺に雑木林や公園がある

などでしょうか。山林や雑木林を開発した土地に建てられた住宅地では、確かにシロアリ被害が多く見られます。ただし、これらは「他と比べると多いな」という感覚なだけで、他の地域で「被害が少ないな」と感じたことは全くありません。ですからシロアリの被害が少ない地域は特に無い、というのが私が今までシロアリ駆除をしてきたなかで感じるところです。

 

結局は、シロアリはどこにでも普通にいる

この記事ではシロアリの生息域や多い場所についてご説明してまいりましたが、結局間違いなく言えることは「シロアリはどこにでもいる」ということです。「ここはシロアリが多いからシロアリ対策したほうが良い!」や、「シロアリの生息が少ないからココは大丈夫!」ということは決してありません。

それはよく考えると当たり前なことで、人間が生まれるはるか昔の3億年前からシロアリは絶滅することなく生存してきました。自然界で言えば、死んだ樹木や草花を分解して土に還す非常に重要な役割を担っている生き物です。私達の周りに植物が普通に生えているように、シロアリも土の中で普通に存在しています。人間からすると厄介者でしかないですが、せめてシロアリがわが家に誤って侵入されないためにも、シロアリ対策を建物に施しておくことが本当に重要といえるでしょう。

まずは予防を第一に、プラス駆除をおこなう「防除」がSHUT!の基本方針です。


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