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基礎断熱のシロアリ対策

基礎断熱のシロアリ

基礎断熱を採用する理由は「断熱性の確保」です。基礎の内側や外側に断熱層を連続させることにより、床下空間を室内空間の一部として扱えるので、床下の断熱施工を行わなくても建物全体の断熱性能を上げ、床下暖房などを使用することができるようになります。元々は寒冷地の住宅で採用されていた基礎断熱ですが、東北以南でも採用する住宅が年々増えてきています。

しかし基礎断熱は大きなリスクを抱えています。シロアリの被害です。建物に基礎断熱を採用する場合は何かしらのシロアリ対策が必要不可欠です。今回は

基礎断熱のシロアリ被害のリスク
現在の住宅における様々な基礎断熱のシロアリ対策方法

 

についてご紹介していきます。

上野山 典之  SHUT!スタッフ 上野山(しろあり防除施工士)

基礎断熱のシロアリ被害のリスク

床組の蟻道

そもそも基礎断熱はどうしてシロアリ被害に気を付けなければいけないのでしょうか?それは「被害が発生していてもそれに気づけない」からです。

通常シロアリは土のトンネル(蟻道)を作りその中を移動します。ですので私たちシロアリ業者が点検を行う際の最も基本的な確認事項は「床下や外周の蟻道の有無」です。

基礎断熱裏の蟻道

しかし、基礎断熱が存在すると基礎と断熱材の間の見えない隙間からシロアリに侵入の余地を与えてしまいます。たとえ侵入していても、外周からも床下からも見えない場所なので確認ができません。気づいたころには被害が広範囲に及んでしまっていた、というケースが非常に多いのです。

基礎断熱のシロアリ対策はどうやって行う?

基礎断熱の隙間からのシロアリの侵入を防止するには大きく以下の3種類のアプローチがあります。

  • 物理的にシロアリの侵入を防ぐ
  • 薬剤による防蟻処理を行う
  • ベイト剤による管理

それぞれについて詳しくご紹介していきます。

物理的なシロアリ侵入の防止

基礎断熱の周辺に断熱材を保護する素材を設置する、もしくはシロアリがかじりにくい素材でできた断熱材を使用することにより、物理的に侵入をできなくしてしまう方法です。薬剤成分を使用しないので理論上は半永久的にシロアリの侵入を防止できるのが特徴です。

しかし、実際にはそういった素材を使用しても被害に遭ってしまう場合があります。それは「実際の施工品質」は業者によりまちまちであるからです。正しい施工方法や原理をよく理解していない業者が施工を行うと、本来の性能を活かしきれない事がありますので、信頼のできる業者選びが大切です。

薬剤による防蟻処理

薬剤による防蟻処理は断熱材周辺のシロアリの侵入経路周辺に薬剤を散布する方法についても

  • 床下や建物外周の土壌など、侵入経路周辺への薬剤散布
  • 防蟻剤を断熱材そのものに練りこむ
  • 硬化型防蟻剤の使用

という3種類のアプローチがあり、それぞれの防蟻処理には注意点があります。

薬剤散布による防蟻処理

まず薬剤散布による防蟻処理についてですが、シロアリは基礎断熱の下側から侵入してくるので、そこまで薬剤を浸透させる必要があります。地中深い位置に薬剤注入を行う必要があるので気を付けましょう。

防蟻断熱材の使用

次に防蟻成分が含まれている断熱材について。これも「半永久的に持続して効果を発揮する」と謳われているものもありますが、断熱材はシロアリが侵入を試みる度に消耗していくのに対し、シロアリは土の下に無数に存在します。いずれは突破されてしまう可能性が無きにしも非ずなので、過信はしない方がいいでしょう。

硬化型防蟻剤の使用

MCブロック工法

外基礎の断熱材を外周全面に渡り数センチ幅で基礎までくり抜き、モルタル状になった防蟻薬剤を塗り込むことで防蟻層を形成します。断熱材を部分的にカットすることになるため断熱性能の低下に注意する必要があります。

ベイト剤による管理(ベイト工法)

ベイト機材
ベイト設置風景

建物の外周部にステーションと呼ばれる容器を等間隔に埋め込み、その中にシロアリを駆除する毒エサ(ベイト剤)を設置します。このベイト剤は遅効性の成分でできており、シロアリにこれを自分の巣に持ち帰らせて他の仲間ごと巣そのものの駆除を試みます。

ベイト工法は基礎断熱がある建物のような床下からの薬剤散布ができない、もしくは十分なシロアリ対策が行えない場合に非常に適しています。とはいえステーションの中身の管理などで、総額的にかかる費用は液剤散布よりも1.5~2倍ほど必要です。

内断熱のシロアリ駆除

また、既にシロアリの被害が確認されている場合は液剤による駆除を併用する場合があります。

まとめ

いずれの手法においても、「効果が半永久的に持続する」ものは存在しないと言ってよいでしょう。やはりメンテナンスの一環として定期的なシロアリ対策を行っていただくのが無難だと思います。

また、新築で基礎断熱が取り付けられた物件を購入する際は、断熱材や防蟻処理に対して保証がつけられているかどうかも確認しておくことをおすすめします。

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