施工事例

カンザイシロアリ駆除

障子などの細い内装材のアメリカカンザイシロアリ被害

神奈川県にてアメリカカンザイシロアリの駆除施工を実施しました。
確認すると掃出し窓手前の障子敷居部及び障子戸の木枠に被害が確認できました。

カンザイシロアリの被害
カンザイシロアリの被害

これら細い材や薄い材への被害はカンザイシロアリではよく被害に遭う箇所ではありますが、処理を困難としている問題点でもあります。


こちらは弊社飼育室にて管理されているカンザイシロアリですが、わずか3mmの木材中でなんの問題もなく生活しています。
実際に何が問題なのかというと、この薄い材に薬剤処理をしようとする場合でも通常なら穿孔(穴を開ける)して薬剤注入となりますが、なかなかここまで薄いと穿孔も困難を極めるのです。
そこで弊社では、穿孔を行わずにカンザイシロアリの糞孔(糞を排出する穴)から直接薬剤を注入できる新しいノズルの開発を薬剤販売メーカーと共に開発しました。

このノズルの開発により以前は処理が困難であった穿孔困難部材への薬剤処理も正確に行えるようになりより駆除制度が向上しました。

カンザイシロアリ専用ノズル

ノズルでの処理

処理ではこれまで同様にムース状の薬剤を専用機材を用いて木材中に充填していきました。ただし、今回は非常に薄い材への被害が多かったため上記で紹介した新型ノズルでの対策も実施。このように薄い材であっても穿孔することなく奥まで薬剤が行き届いています。

その他、穿孔が可能な部材へは通常どおり穿孔後、薬剤注入処理を施しました。

カンザイシロアリも日々生き残るために巧妙な戦略を取り、巧みに生存競争を生き抜いています。私たち駆除業者も以前と変わらないやり方を続けていては彼らの戦略に負けてしまいます。これからも穿孔方法の確立、機材開発、薬剤選定など業者側も日々進化していくことがとても大切です。

田中勇画像  記事:PCOスタッフ 田中