練馬区でのシロアリ被害部の床張替えも行った駆除事例|シロアリ1番!

CASE STUDY

駆除実績

2019.10.28

スタンダード

練馬区でのシロアリ被害部の床張替えも行った駆除事例

都道府県 東京都
建物種別 木造
築年数 約30年
施工場所 床下全面
施工内容 シロアリ1番!スタンダード
施工面積 約60㎡
概算費用 約200,000円

今回は東京都練馬区でのシロアリ被害にあってしまい駆除施工を行った事例をご紹介していきます。

このお家はもともと「室内で黒アリが発生しているので調査をして欲しい」ということでお伺いした物件でしたが、黒アリの発生だけでなくシロアリ被害も床下で確認されました。根太の被害が激しく、床板の張替えも必要な状態でした。床張り替えの作業も含め約3日間での施工となりました。

東京都練馬区でのシロアリ被害で床の張替えも行った施工事例

無料点検で被害状況を確認した時の様子

床下で黒アリの蟻道を確認

黒アリの蟻道

これは、床下に見られた黒アリの通り道です。このように黒アリも床下から侵入することがあります。黒アリが室内に出てくるけど、どこから入ってきているか分からない場合は床下から侵入されているかも知れません。特に浴室の下など、湿気やすい場所を黒アリは好みます。

シロアリ被害も同時に確認

木束のシロアリの蟻道

黒アリの発生している住宅は”シロアリ被害”を併発していることが意外と多いです。こちらの床下もシロアリ被害が併発していました。

シロアリの通り道「蟻道(ぎどう)」が床組に走っています。茶色い線のようなものがシロアリの通り道です。

和室下の大引きにも軽微な被害を確認

大引きのシロアリの被害

裏側も同じ様に白アリの通り道が作られています。しかし、この太い木材は蟻道がたくさん付いていますが、そこまで被害は大きくありません。

大引き上の根太が大きな被害にあう

根太のシロアリの被害

シロアリは太い木材の上にある細い木材(根太)を好んだのか、激しく食害していました。

激しいシロアリの被害

実は木材の種類が複数あった場合、シロアリは好きな木材を好んで食害します。具体的には、柔らかい木材や腐りかけの木材などです。硬い木材しか無ければ硬い木材を食害しますが、柔らかい木材があればそちらを優先的に食害する傾向があります。

玄関部でシロアリの被害を確認

こちらは玄関の土留板のシロアリ被害です。シロアリは土の中から侵入して木材に到達します。この土留板は直接土壌に接地しているため非常にシロアリ被害を受けやすいポイントです。

床組部材が一部ボロボロで、床の張替えが必要

ボロボロになった根太

床下の一部が床組部材(根太)がボロボロに食害されている状況で、床の張替えが必要な状況でした。そのため、シロアリ駆除と同時に床板の改修もご依頼いただき、施工を実施しました。シロアリ1番!では自社の多能工スタッフがシロアリ被害部分の改修や修繕を実施することが可能です。

シロアリ駆除作業と床の修繕

ここからは施工担当のスタッフがお伺いし、シロアリ被害にあった床の修繕や駆除施工を行った様子をご紹介していきます。

断熱材の施工

シロアリ被害を受けた木材は交換し、断熱材を施工します。その間に、床下ではシロアリ駆除工事を実施します。

床下の木部への薬剤散布

玄関の土留板に木部材の吹付け処理をおこないます。

床下全体の木材にも木部処理剤(防腐と防蟻)を噴霧して駆除と予防の両面で処理していきます。

床下の土壌への薬剤散布

木部処理後は土壌処理を実施します。こちらはシロアリ専用の薬剤を土壌全面に散布します。土の中からシロアリが登ってこないようにバリア層を土壌の表面に形成してシロアリの被害を防止します。床下作業は以上で完了です。

床上からの薬剤の穿孔注入

こちらは玄関のタイル目地への薬剤注入処理です。玄関は床下が無いため、床上からシロアリ防除を実施します。こちらの現場ではタイル目地から薬剤を注入する方法をとりました。

玄関同様、タイルの浴室は床下がありません。そのためこちらも室内側から薬剤を注入します。壁のタイル目地から薬剤を注入する方法などがあります。もちろん、注入後は穴を同系色のモルタルなどで修復します。

作業完了後の床

こちらが床板の張替え後です。フカフカな状態だった床をこの様に修繕させていただきました。このあとは畳屋さんから畳が入れられるとのことでした。

和室の床板のようにシロアリによる食害が進んでいる状態だと、シロアリ駆除だけでなく部材や板の交換が必要となるケースがあります。畳の上でフワフワという感触やギシギシ軋むような症状がある場合は、シロアリ被害を受けている可能性がありますので一度床下の専門調査をおすすめいたします。

※施工方法は一例です。建物構造等により施工方法は異なります。